思考・考察

台の解析情報に関しての考察 後編 業界事情の例

投稿日:2018年5月17日 更新日:

前回の続きになります。
前回はこちら → 台の解析情報に関しての考察 前編 「なぜ昔はされていた台の解析がされなくなったのか?」

こちらは、前回の記事のツイッターにリプを下さった方の情報提供です。

以前の本当に解析をしていたころ。基板やROMはどうやって入手していたのか?
仲良しホールに余分に購入してもらい、その余剰分を買い取っていました。20台シマなのに21台を購入して設置は20台だけという具合で。
こうして最速で実機を手にいれ、即座に解析をして最新号に掲載です。解析とは台の心臓部、トップシークレットを暴くわけですから、メーカーが難色を示しても不思議ではありません。著作権法に引っかかるかもしれません。

マニアックスという携帯サイトで、ある事件が起こりました。主役は銭形テーブル事件です。
サイトで銭形のRTテーブルが公開されました。それにより181Gまでがチャンスなど判明。しかし、数時間後に消えてました。メーカーのチェックが入って情報公開が早すぎるとお叱りを受けました。その後は各媒体で「〇ゲームまでがチャンス」のような曖昧な記述になりました。それから、解析情報公開はメーカーコントロールとなり、独自解析が皆無となりました。

独自解析をしていないことを証明する「スロッター金太郎天井事件」が起こりました。
天井機能として「天井到達後、リプレイ2連続以上で天井ATが発動。これはボーナスを引くまで有効」と掲載されたのです。複数の雑誌で同内容が掲載されました。しかし、実際の天井機能は「一度のみ」だったのです。もし、独自解析をしているのなら、間違えた雑誌に突っ込みを入れるでしょう。しかし、それが無かった。つまりメーカー提供情報で誌面作りをしていた証拠なのです。

ツイッターのリプより引用

どちらにしても今更裏が取れるような事ではないので、前回の解析屋の件も含め、茶飲み話の都市伝説くらいに受け取ってもらうのが適切です。

ユーザー観点から

歴史を遡れば私がスロットを始めた1998年当時。
すでに雑誌というものは存在していてそこに実際に解析された情報が書いてありました。

私は当時全然スロットの中身をわかっていなかったのでよく見ていませんでしたが、4号機の全盛時代、北斗や吉宗が出てきたあたりから雑誌の解析内容にしっかり目を通すようになった。
台の解析が雑誌主導の時代です。

解析が世に出回る仕組みが元々こんな形であったため、こういうものなのだと当時はなんの疑問も持たなかった。
しかし、これってよく考えるとおかしな話なんですよね。

メーカーは中身に関してザックリとした情報しか出さずに台をホールに売る。
ホールは機械を買って遊技台としてユーザーに提供する。
本当に最低限の情報しか無いまま(下手すると何も分からない場合もある)ユーザーは打つ。

まあ技術によって差が生まれるという意味ではスロット・パチンコの遊戯となる部分ではある。
しかし、売り手側のサービスという観点においてあまりにも不親切であることは明らか。何も知らなければ損をするだけでなく、元より情報が無いため損をする場合もあったわけですから。
おかしな業界だな・・・とペーペーの頃に感じた記憶があります。

業界事情の片鱗

まあどこの業界にも世界にもあるでしょうが・・・裏事情というものは存在するものです。今までもメーカー側やホール側からの圧力によるものだという事柄はよくありました。

解析関係において、特にわかりやすかったのは新鬼武者の解析情報。

当時、打っていた人は分かるかもしれませんが・・・・・

新鬼武者がリリースされたのは2010年3/23。5号機ART時代の先駆けとなった名機です。ここまでの5号機の中では一番売れました。

最初の雑誌の解析はG数上乗せ抽選が出ましたが、それ以降は明らかに小出しで情報開示されているくらいに解析情報が掲載されなかった。
設定差のある部分など特に出てこなかった。
ようやくART初当たりの設定差が掲載されたのは導入から(うろ覚えですが)8~9ヶ月経った頃でした。

普通だと半年も経たない内に設定差のある部分の解析はほぼ明らかになり掲載されます。
しかしこの件の場合はどう考えても発表が遅いし、見えない意思が働いているようにしか見えなかった。
真相は明らかにはなりませんが・・・まあそういうことです。

これと同じような事が、スーパービンゴネオでもあったのを記憶しています。
高確周期抽選の当選率は発表されましたが、低確周期抽選の当選率は伏せられたまま。(ニーズが無いと言えば無いので途中で解析をヤメた可能性もありますがw)

ホールの人間として言わせてもらうと・・・

実際、ホールとしてはありがたかったというのは否めないことです。新台が導入されて1つの節目となるのが大体3ヶ月目あたりに明らかになる解析情報。
ここで台のゲーム性がほぼ大体把握出来た。

このタイミングでガクッと稼動が下がる。
そのため、機械代の確保も大方をここまでに済ませ、設定を使いながらの長期稼動にシフトする節目のタイミングとなっていました。この解析は遅れてくれれば遅れるほどに助かります。

当時は上司がこの解析の出るタイミングを予測して設定配分しているという話はよく聞いていましたね。

あとはゴト方面。
4号機時代に比べたら実入りが少ない、長期稼動する機種が少ない、といった背景もあるんですが、実際に台を大っぴらに解析されなくなってから、やはりゴト自体が減りました。
ただ、手に入りやすくなった台によるゴトが中心となっているので対策自体取りやすい。

絆やハーデスでもゴトはありましたが、メーカーから対策部品配布済みだし、電波ゴトに対しても電波センサーで対策。
新手のゴトであればまた話は違ってきますが・・・。

余談ですが、ミリオンゴッド~神々の系譜~で電波ゴトがありました。

バッグに仕込んだ電波発信機を下パネルにかざして電波を発信すると・・・・・

という恐ろしいものでした。実際やられる事はありませんでしたが、全力で警戒していた記憶がありますw

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